地域円熟講座2

第2回

 11月17日(日)、午後1時半より「地域円熟講座」第2回「高齢期のくらしと住まいに備える」を開催しました。

高齢者に適した住まいを


 

第1部は、「高齢期の変化と住環境〜安心して暮らすための住宅とは〜」というテーマで、日本社会事業大学社会事業研究所特任准教授の大島千帆さんの講義を受けました。高齢期に起こりやすい、感覚、精神面、内臓、運動面等の変化を理解し、住環境を整えるときに考えておくべきポイントを実際の例をとり、わかりやすく紹介していただきました。色や光にも注意を払うことが大切であり、長く住み続けるには「住まい」の準備が必要であること、入浴、排泄、食事だけが高齢者の生活ではないこと、将来的に「移る」可能性もゼロではないことなどを改めて認識することができました。


老後はいくら必要か


 

第2部のパネルディスカッションでは、高齢者の生活を支えるための「ケア&マネー」について、税理士・社会福祉士の落合由紀さんから、成年後見制度の活用方法については当NPO理事の西田ちゆきからそれぞれ解説をいただき、会場からの質問に答える形でディスカッションを行いました。落合さんからは老後に必要になるお金はいくらなのか、そのための貯蓄はどうすればいいのか、また制度の活用や資産、資金を活用する際の留意点などを具体的に説明していただきました。また、実際の相談ケースをもとに気づいたことなどをお話いただきました。会場からはより身近な問題だけに質問が次々と寄せられました。


地域で安心して暮らすために


 

老後を地域で安心して暮らし続けるための環境はどうやって整えていけばよいのか。住環境、家族の介護、老後の資金、成年後見制度等の備えが重要であることを認識させていただきました。また、お集まりいただいた地域住民の皆様、ありがとうございました。


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