地域円熟講座2

2014年度第1回

10月25日(土)、青葉台レンタルスペースにて今年度第1回の「地域円熟講座」を開催しました。今回のテーマは「高齢期のすまい」。地域のフリーペーパーで告知し集客をはかったところうれしいことに地域住民の方が足を運んでくれました。

高齢期のすまい


 

私たちが地域活動を行っている中で気づくことは、年をとっても自宅に最期まで住み続けることができるか、という疑問や不安です。その際、適度な生活空間の広さや維持管理、見守り、家事の担い手不足などの問題が山積して目の前に立ちはだかります。その先にあるのは孤独死やゴミ屋敷なのかもしれませんが、その前に長寿や家族機能の変化、温暖化や寒冷化、自然災害などマクロな環境という問題にも目を転じる必要性を指摘しました。


住まいにかかる費用について知る


 

持ち家で暮らし続けること、あるいは施設へ住み替えを行うこと、いずれの選択肢において、かかる費用をシミュレーションしたり、洗い出すことは足元を見つめることになり、将来への備えにつながります。とりわけ高齢期を施設で暮らすということはどういうことなのか。具体的にどういう費用がかかるのか。契約や課題について知識を深めることは安心できる老後の実現には欠かせません。


地域の施設について知る


 

たとえば認知症になりそれが進行していった場合、自宅ではなくグループホーム、特別養護老人ホーム、精神科病院へ・・。こうした「住み替え」とそれにかかわるリスクは、対処しなければならない課題が起きてからでは当然ながら影響が大きくなるわけです。私たちは、住まいについて、見学や体験入居を元気なうちから実施すること、何がベストな選択かは自分と家族のライフスタイルに依存し、たとえばファイナンシャルプランナーや社会福祉士などの専門家を活用すること、そして、生活の縮小を早めに行うことの3つを提案しました。次回は11月8日(土)午後1時30分から行います。


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