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看取り塾(一般&専門)

専門第3回

 今年度最後の専門職向け「看取り塾」は、3月15日(土)、青葉台レンタルスペースにて行いました。「高齢者が悔いを残さず人生を全うするために」をテーマに活発な意見交換がなされました。

当事者からの報告


当事者からの報告は、母親を介護している40代男性からの介護の様子を話していただきました。 食事の世話をはじめとする日々の介護の様子がいきいきと語られ、家族としてさまざまな思いが湧いてくる様が率直に出席者へ伝わっていきました。男性の「母が怖い思いをしないのであれば、なんでもしてあげたい」という言葉はとても重みがあり、現在議論となっていることが多い「胃ろう」の措置について、支援者側には考えさせるものでした。口から食べられることだけが良いことなのか、親のために最善を尽くすということはどういうことなのか、家族の葛藤とともに突きつけられる課題は当事者、支援者のみならず、すべての人々に課せられた命題ではないか、そんな印象を持ちました。


支援者からの報告


支援者からの報告として、川崎市高津区にある社会福祉法人セイワ「介護老人福祉施設すえなが」施設サービス事業長の齋藤善勝さんと横浜市港北区の社会福祉法人近代老人福祉協会「特別養護老人ホーム ニューバード」施設長の辻田恭子さんからお話いただきました。齋藤さんからは看取りを行う体制づくりには人が亡くなることを職員が理解できるよう教育が必要であること、その際、自分自身はどう亡くなりたいのかを持っていなければ相手には話せないといったことが語られました。また、看取りの家族に対する説明、ターミナル期のケアと連携、突然死などへの対応など密度の濃い内容を伝えていただきました。辻田さんからは施設で行っている看取りについての研修、多職種連携、また、施設が終の棲家になるためには、入居前と入居後の生活が変わるわけではないといった視点が改めて語られました。その後、参加者を交えたグループディスカッションを行い、それぞれの経験やケア、思いなどを語り合って理解を深めていきました。施設側と家族との信頼関係の構築などは不可欠であることをつくづく感じることができました。


居住施設での看取りを考える


居住型施設には漠然として不安を感じながら生活する障害者、高齢者が少なくありません。看取りというのはその最終段階におけるケアだけでなく、心身の衰えの中の先の見えない生活を支えることからはじまるプロセスだといわれています。今後も「看取り塾」を通して人生の終盤の支援についてともに考えていきたいと思います。(倉西隆男)


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